株式会社日西商事
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当社は日本の食生活の発展と、人々の味覚水準の向上を目的にレストラン、ホテル等への酒類や食材の安定供給、新商品の開発、およびスペインを中心とした輸入新食材の案内を行っています。日西商事では、1979年よりスペインのワイン「セニョリオ・デ・サリア」の輸入販売を開始。その他モンティージャ シェリー酒やスペイン産ブランデー等、国内外の厳選した種類および食材の販売を行っています。

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おいしいお酒の選び方

おいしいお酒の選び方
皆様は今までにおいしいお酒を何回飲んでいますか?

 私の経験からおいしい酒についてコメントをします。おいしいお酒とは、決して値段では決まりません。幾つかの条件を満たしたときにおいしいと感じると思います。その条件とは、

  1. 健康であること
  2. 楽しい仲間と会話するとき
  3. 何かの記念日、祝い事があるとき
大別して3通りぐらいと思います。

 そしてこんな時どんな酒を選ぶかでおいしい酒を飲めると思います。そのこんな時とはその状況把握です。たとえば仲間とわいわい取り留めもなく会話をしながら飲むときはライトタイプのワインがいいかもしれません。 

 ここで簡単な酒類の特性を覚えてください。ワインは飲むとリラックスしておしゃべりしたくなる不思議なお酒です。飲んだら最後、後のことはどうでもよくなるタイプのお酒です。

 ちょっと飲んでから仕事があるときはワインは禁物、蒸留酒にしましょう。ジン、ウィスキー等がいいです。恋人とホテルのバーで会話するときムードのあるスパークリングワインかカクテル等がいいでしょう。真冬の寒いとき鍋料理と熱燗なんてもう最高ですよね。アウトドアでの最初の一杯なんてビールが最高! 

 お酒とはその時、その場所で七変化する不思議な飲み物です。ここでお酒についてちょっと固いお話をします。

1.代表的な嗜好品であること

 酒類は代表的な嗜好品とされています。現在の食生活においては多様な飲食料品が消費されるようになり、酒類以外にも嗜好品がありますが、その中でも多くの消費者に選択されています。

2.文化・伝統性を有すること

  1.  酒類はその国の「食文化」と関わりの深い伝統性を有する飲料であるとされています。しかし近年、食べながら飲むことや地酒(地域性のある飲料)と地域の食文化とのつながりが深いといったことへの認識が希薄化しているように思われます。
  2.  今日、社会経済がボーダーレス化する中で、酒の文化(食と共に)伝統性を国民や諸外国に対して、どのように訴え得るかが課題とないっていますが、そうした視点は未だ弱いようです。
  3.  生活水準の向上に伴い、酒類は日常的な飲料となり、これまでのような食とのつながりや家庭内で飲むといったスタイルだけではなくなってきています。酒類業者をはじめ社会一般において、改めて酒類のメリットを活かしデメリットを十分認識した飲み方を啓発するといった飲酒教育の必要性が高まってきているといえるのではないでしょうか。
  4.  地域社会の有様にも関わりますが、かつては地域毎に特色のある酒類が生産され、お屠蘇はその一例ですが、祭りやハレの日に飲むことで「飲酒文化」が育ち、かつ、「飲酒教育」がありました。今後においてもそうした文化・伝統性を認識することで、無茶飲みや一気飲み、アルコール依存症等の問題を抑止する効果が期待できるのではないでしょうか。

3.アルコール飲料(致酔性、習慣性がある)であること

  1.  酒類は致酔性飲料であり、これまでにも過度の飲酒や致酔性に配慮しない販売姿勢等は事件、トラブルの原因として事がおきるたびに問題視されてきました。過度の飲酒を助長することが、アルコール依存症などにつながり、健康への影響(生活習慣病の発症)が医療費等を通じた社会的コストの増加につながることを認識する必要があります。
  2.  酒類は大人の飲み物をして未成年者の興味を引きやすい飲料です。そこには大人のイメージ、ファッション性というものが背伸びをする誘因としてあります。飲酒開始年齢が若いほど後に飲酒にまつわる危険な行動をとりやすいことが指摘されているなど、未成年者の飲酒は多大な悪影響を及ぼします。近年における酒類の一般商品化、購入アクセスの容易化は、未成年者の飲酒問題、健康への影響の問題等に対する配慮の必要性を拡大させています。
  3.  酒類を飲む場が家庭内から家庭外、職場関係から仲間内になり、また、「文化・伝統性を有すること」でも述べているとおり、酒類の飲み方の文化も大きく変様しています。その中で、人々の生活と地域社会との関わりも希薄になり、未成年者飲酒問題をはじめ様々な問題を拡大させています。

※過度の飲酒が問題視されるのは、飲酒した本人に止まらず、その周辺の者や全く関係のない第三者にまで影響を与える場合があるためです。

4.課税物資であること

  1.  清酒の酒税負担率(酒税額÷メーカー希望小売価格)は昭和25年が約77%、平成14年が約18%、ビールは昭和25年が約77%、平成14年が約46%(平成14年は消費税を含む)となっています。また、租税収入に占める酒税収入に占める酒税収入の割合は近年3%台となっていますが、酒税収入は平成13年度決算額で約1兆7千7百億円であり、依然として財政上重要な地位を占めています。
  2.  酒税の納税義務者は酒類の製造者及び輸入者ですが最終的には消費者に負担を求めるものであり、販売価格に含まれる酒税相当額は預かり金的な性格を持っています。現在の免許制度は、酒税負担の消費者への円滑な転嫁、回収確保のためのシステムです。

5.誤解を受けやすい自然現象

■瓶の底やコルクに見られる白い結晶体(酒石・ワインシュタイン)について

 ドイツワインの瓶の底、あるいはコルクに、時々ワインシュタインと呼ばれる白く光る結晶体がある場合があります。これは、酒石酸とカリウムとが結合したもので、品質的に優れたワインのみに現れます。
 ドイツの多くの人は、「ワインのダイヤモンド」と呼んで喜びます。また、ワインシュタインは、一般的には、無色透明でキラキラ光るガラスの結晶体のようにでますが、白い粉のように出たり、白く発砲スチロールのように出たりもします。特に、白い発砲スチロール状のワインシュタインはベーレンアウスレーゼやトロッケンベーレンアウスレーゼのような超高級ワインに多く現れます。
 ただ、最近は、アメリカや日本などの消費者からのクレームが多いため、瓶詰めする前にワインを冷却し、ワインシュタインを取り除く処置をとっている生産者が増えています。
 私どもは、ワインの品質を損なうものでなければ、むしろ、品質の良い証明でもあるワインシュタインを、わざわざ一工程増やしてまで、取り除く必要はないと。取引先に申し入れています。なぜなら生産者は、それによって設備投資をし、結果的に価格の上昇につながるからです。

■コルクに付いたカビについて

 キャップシールを取るとコルクの上に、黒いカビが付着していることがあります。ドイツやフランスを訪れ、本格的な醸造倉を御覧になられた方は、ご承知のことと思いますが、彼らは醸造倉が黒カビにおおわれていることを誇りにしています。つまり、黒カビが発生するような状態が、ワインには最高であるということです。
 したがって開栓する際に、きれいにふきとれば、何等ワインの品質に悪影響を与えるものではありません。むしろ良い状態で保管されていた証拠ともいえます。
 カビは、温度15度、湿度75%が基準で、例えば湿度が76%になるとカビが発生します。

■ワインの浮遊物(オリ)について

 ワインの中に、時々微量のオリが発生していることがありますが、これは天然の葡萄果汁が発酵して生じる酒石、酵母ガス、葡萄カスで、オリが発生することは、むしろ自然ともいえることです。
 ましてフィルターをかけずに、上澄みをすくうというミュスカデ シュール リーなどは、他のワインよりもさらにオリの出やすいワインといえます。
 オリが出ているからといって嫌がっていては、品質の良いワインを自ら拒否するようなものです。但し、白濁し、透明度がなくなってしまっているような場合には、変質している可能性が高いといえます。


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